膝が痛い 骨盤との関係
2019/12/04
骨盤との関係性
普段の歩行、体勢を変える動作の9割以上を体幹(上半身)が行っているのをご存知ですか?
逆に言えば、足はほとんど動く動作と関係がしていないんです。
ろっ骨の下の部分や腰椎、骨盤といったところが連動してクネクネと動いて、左右の足に体重を振り分けています。
そのおかげで、足はただまっすぐ動かすだけで歩けるようになっているんですね。
その腰椎、骨盤の動きが固くなってしまったらどうでしょう?
当然体重が崩れ、膝に負担がきてしまいます。
足関節と股関節は、骨同士が噛み合っているので安定していますが、膝関節は積み石のように骨の上に骨が乗っているだけなので不安定なのです。
崩れないように筋肉で支えているだけなので
徐々に筋肉が疲労してきたり・・・
冷えを感じる季節では膝の関節だけでなく筋肉まで固くなってきてしまいます・・・
体重がうまく足の乗らなくなると、”真っ先に負担がかかるのは【膝】ということになるんですね。
膝の痛みには2種類あり・・
①腰や骨盤の歪みが原因で膝の痛みがでる場合
②スポーツなどで使いすぎによる膝の痛み
①腰→膝の順で痛みが出ている場合は
体幹(身体)の動きが鈍くなった結果、歪みが出てきて痛みがでる場合が多く見られます。
例)
腰や骨盤の動きが悪くなり、ついつい前傾姿勢で動いてしまう・・・
その結果膝の前面や内側に負担がかかり痛みがでてしまう。
②膝→腰に痛みが出ている場合は
スポーツ・外傷・成長に伴う痛みや、足関節や股関節の動きが悪くなった結果、膝が代わりに頑張ることで痛めてしまうこともあります。
例)
右膝が痛い場合、重心を左にずらして、左足で支えるようになります。
実はこの時、右の腰が頑張ってくれているんです・・・。
その結果、膝→腰の痛みが完成してしまうのです。
当院ではまず姿勢全体を検査させて頂き、腰→膝の痛みなのか膝→腰の痛みなのか判断させて頂きます。