ぎっくり腰が治らない 原因は骨盤・・
2020/04/28
暖かくなってきたのに腰痛の症状でお困りの方は多いと思います。
結論から言います!!
腰痛の原因は冷えだけではないです。
骨盤の固さが原因であったり、動けるのに寝ていると痛むとか、痛めたきっかけはないけどだんだん痛くなってきたなどいろんな原因があります。
1・2週間ぐらい時間が経過しても痛みが治らないぎっくり腰…
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、外出の自粛が続いていますね。
現在当院の患者さんの症状では、家で居ることが増え、普段出来ない庭の手入れや掃除を頑張ってやりすぎた事により腰を痛めたなどの症状での問い合わせが多くなっています。
・今までは2・3日で腰痛が治っていたのに…
・あと少しの腰痛が残っている…
・長時間立っていると痛みがでる…
・動いている方が腰痛が軽減する…
それはぎっくり腰ではない腰痛だから治らない…😔
ぎっくり腰とは関節や筋肉の炎症によって起こるものなので、
出来ればですが、2・3日安静にしていれば炎症は消失し痛みが無くなる事が多いです。
もちろんぎっくり腰腰の治療をすればもっと治る期間は短くできます。
自宅で出来る事としてはこの安静にしている時に痛みを感じる部分に対して、保冷剤などで痛みのある部分だけ冷やすことによって炎症の消失を早める効果が期待できます。
しかし実際には1週間程の時間が経っても痛みが軽減せずに、なかなかぎっくり腰が治らないという場合も多くあります。
時間が経っても治らないぎっくり腰は、ある意味でぎっくり腰とは言えない状態に変化しているのです。
それは、ぎっくり腰を起こした時に発生した炎症だけの問題では無くなっているということです。
一般的に炎症とは、72時間以内に消失するといわれています。
しかし72時間以上経っても腰の痛みが無くならないというのは炎症が残っているのではなく、新たに血腫と筋肉の硬さが出来上がってしまった状態に変化したのです。
どういうことか説明すると…
炎症が起こると身体はその炎症を鎮めようと痛みを感じている部分に、血液などを集めたりして回復を早めようとする働きを起こします。
治癒する為に必要な栄養成分を供給する為です。
そして時間の経過と共に炎症が落ち着いてくると、
徐々に血液を集めるという働きも少なくなっていきます。
これで何事もなかったかのようにぎっくり腰が治ってくれれば良いのですが、
残念ながらそんな簡単に終わらせてくれないのです。
短時間に一ヶ所へ集中した血液は普段の血流とは違う循環をしてしまった故に、
うまく以前にような流れに戻れなくなってしまいます。
結果的に炎症は消失したものの、その部分には血腫と呼ばれる血の塊のようなものが残り、
それによって筋肉が硬くなってしまう拘縮状態に陥ってしまうのです。
これが一週間程の時間が経っても、ぎっくり腰がなかなか治らない原因の1つです。
あともう1つ考えられるのは『骨盤の歪み』です。
これについては、次回またお話させていただきます。